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照屋グスク

 集落の北側、小字内原、御嶽原に所在する標高59mほどの石灰岩丘陵上にあるのが照屋グスクになります。別名ウチバルグスクともティラグスクともいう。
  「ぐすく グスク分布調査報告(Ⅰ)-沖縄本島及び周辺離島-」によると、グスクが立地する丘陵には、浄水場、採石場、貯水タンク、墓、拝所などがあるという。グスクの城壁は野面積みで、L字状に近似するが、破壊を受けていて保存状態は悪いという。L字状の石積みは北側(丘陵郭斜面)にさらに伸びていたと地元の人は証言しているという。グスクの崖下を流れる報得川にある窪地は唐船小堀と称し、近くには唐船嶽と称する信仰地があるという。
 グスクの性質は、上記「ぐすく」では南山王代の貿易庫説や南山城の出城説があるというが、「角川日本地名大辞典沖縄県」所収の仲松弥秀作成のグスク分布図対照表を見ると、御嶽と分類されている。
 なお、「琉球国由来記」にはグスク名は見当たらない。


入口 拝所。名前は不明。
正面から。 石積み付近 
石積みの上にガジュマルが映えています。 石積みはそれなりに残っている。 
これも拝所か。 これもか。 
石積み拡大 中心部へ。
   
照屋老人クラブ植樹記念碑 広場になっています。 
   
拝所 遙拝所か何か? 
カー跡かな。 按司墓のようだが新しい。 
古い按司墓か何か? グスクの範囲は広いのだが、進入出来る範囲は狭かった。
拝所 墓