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石都々古和気神社


所在地 福島県石川郡石川町字下泉296  由緒については、現地説明書きより引用「石都々古和気神社は延喜式内社のひとつに数えられる古社で、古くから山岳信仰の聖地として多くの方々に信仰崇敬されてきた。又、全国的にも数少ない祭祀遺跡(さいしいせき)の跡地として、考古学的にも大変重要な遺跡と言われている。
 約一万年位前から信仰されており、多くの磐境(いわさか)が山々に点在し、屏風岩、船形岩、亀石、天狗石、石門(鳥居)、更には三種の神器と言われる剣(剣石)、玉(勾玉岩)、鏡岩等がある。
 古代、この地に於いて多くの土着民が集まり、自然崇拝や太占(ふとまに)、探湯(くがたち)等の神事が行われ、一年間の吉凶や物事の神意を占ったとされる。
 京都の住人・福田安芸守源有光(ふくだあきのかみみなもとのありみつ)が永承六年(一〇五一年)奥州の安倍一族追討の軍に加わり(前九年の役)多大な功績を挙げ、その後、朝廷の命により、八幡太郎源義家の代官となり、この地を賜った。
 そして康平六年(一○六三年)この地に移り、名も石川有光となり、更に治暦二年(一〇六六年)石川有光の守護神である京都石清水八幡宮の御分霊(大国主命・誉田別命)をいただき、当石都々古和気神社に合祀(ごうし)した。
 この日が旧九月十九日であり、この時より、この日を大祭日と定め毎年九月十三日から十九日まで大祭が執り行われ、御神体を納めた神輿が氏子等の手により、山頂神社より、ふもと馬場町御仮屋にお下がりになり、奉納行事や流鏑馬(やぶさめ)が行われていた。石川有光は他の外敵の侵入を防ぐために四方を見渡せる神社神域の一角に自然の山城・石川城を築いた。この地が湿地帯であり、無数の芦(あし)が生え茂っていたことから、後にこの城は三芦城(みよしじょう)と名づけられた。
 石川家はその後、天正十八年(一五九〇年)、第二十四代といわれる石川昭光が小田原城攻防の際遅参し、豊臣秀吉の怒りをかい、この地を没収されるまで約五二七年間この地を支配したといわれる。石川昭光の退城により、この三芦城は廃城になったが、当時、重職にあったとされる溝井家、丹内家、又、神官の吉田家が住民と共に永く伝統祭事神事を守り続けてきた。現住、この神域は中世の山城としても遺跡に指定され、空堀、狼煙台(のろしだい)、見張台、本丸跡、土塁等がある。
 現在は新暦の九月・敬老の日の前日-土曜・日曜の両日に例大祭が行われ、町民は常に歴史と伝統を重んじ、古式床しく、お祭りを守り続け、今日に伝えている。

観光・歴史
 当神社は紫陽花(あじさい)と紅葉の名所として有名、その他水仙、ロウバイ、山桜、サンシュユ等の花々石川町は「いで湯」と「桜」と「遺跡」の町として全国的にも知られ、又、明治初期、東北初の政治結社「石陽社」が設立され、神官・吉田光一を始め、河野広中や多くの自由民権運動家か活躍した町としても有名である。」。
 なお、左記リンクでは当社の住所が「下泉269番地」となっていますが、福島県神社庁のサイトや地図を見る限り「下泉296番地」で間違いないと思います。
 参拝は2015年1月10日になります。冬の昼下がりなため、ちょっと殺風景な感じになった。
祭神 味鋤高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)・大国主命・誉田別命
社格等 陸奥国一宮・式内社・郷社
創建 飛鳥時代(614-669)
その他 リンク地図

神社遠景。川を隔てて鳥居と狛犬が配置されています。ここも神社の駐車場になるのでしょうか? 神社が鎮座する八幡山 
北須川 鳥居 
   
社号標 祭祀遺跡の里・自由民権運動発祥の地 
   
石川(三芦)城跡説明書き。内容については割愛します。 忠魂碑 
案内図
手水舎  
狛犬 狛犬 
   
階段からの眺め。 
   
天狗石 これです。 
街並みを見下ろす。 階段が最近整備されたように見える。 
紅葉・桜の小径  う~ん、殺風景 
亀石 屏風岩 
屏風岩です。 上る。
いろいろと見えてきました。  
磐座がいっぱいです。  
石門(鳥居)とある。 神籬岩 
神籬岩です。 別角度 
船形岩  確かに船の形っぽいかな。 
勾玉岩  
確かに丸いです。 昔の人は磐座でどのような儀式を行っていたのでしょうか? 
   
天龍桜 魂を 美しく 響かせて 
いよいよ山頂へ。 拝殿
振り返る。  
説明書きについては上記で引用したとおり。 
末社  神葬祭祖霊社 
神社名は分からず。
諏訪神社 奥にもある。 大日如来の文字が見える。
剣石  こっちではないようだ。
これが剣石みたい。 別角度 
本殿を横から。 裏を通る。 
   
五重の塔。昭和13年建立みたい。 御神木の高野槇
  額殿
お神籤掛け 拝殿別角度 
いろいろあるみたい。 石川城跡 
何でしょう? 堀 
  上ってみる。
  駐車場はこちら。詳細な地図を見たら分かるが、北の方から進入すればよかったようだ。
静かさや 散りすましたる 桜谷 見張台跡 
狼煙台跡 北側に下りる。
鏡岩 近づく
紅葉谷 冬なので紅葉はありません。 
左に神社がある。 特に名称はない岩。磐座だと言われればそんな気がするが。
左に行くと白河・水戸で右に行くと郡山・いわきだそうです。 右を上ると城跡・神社です。下りると街のようです。 
社務所 奥にある。 
役場もすぐ近くにあります。 北須川