オガミヤマ
集落の聖地の一つであるオガミヤマ。奄美の近世以前に作られた集落である場合、集落内には大体、オガミヤマ・モリヤマ・カミヤマ・テラヤマ・オボツヤマと言った名称の聖地がある。呼び方は時代や人によって変遷を辿ることがある。 請阿室のオガミヤマは、「請島ノート」「奄美加計呂間のノロ祭祀」によると、山頂には平場があり、ノロ祭祀の集合場所となっていたという。また、山中にはオボツとされる石積みがあるという。 両文献とも伝承のような形で書かれているので、もう頂上まで登ることは厳しいのかも知れない。もっとも、聖地ならば、そもそもノロなどの特別な者を除いて進入が禁止されることが多い。 |
オガミヤマ東側から撮影。 | 稜線はなだらかだが、横から登るとなると大変。上記文献を見る限り、もう登っている人はいなさそうだ。 |
真っ正面 | きゅら島神社から見たオガミヤマ。集落に突き出た真っ正面にある山です。 |