伊江島タッチュー(城山)
湧出展望台と並ぶ伊江島随一の景勝地。 タッチューとは琉球方言で垂直上方に伸びている様を表します。また、古く村民から信仰を集めるグスクでもあり、入口に設置された説明文によると、中腹の城御嶽にはヨシアゲ森(神名ヨーセジ)と伊江セイ森(神名アマミヤガナシ)の二神がオイベに隣り合わせで祀られ、航海安全と人々の健康豊作を祈願する場所となっているそうです。 地質学的にも貴重だそうで、村のホームページによると「城山は、島より7千年も古く、世界でも珍しいオフスクレープ現象(古い岩盤が新らしい岩盤に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象)によって形づくられました。この現象は、理論として語られていたが実際に見るのは世界でも伊江島しかありません。」だそうです。 タッチューに登るには、駐車場・お店がある中腹部まで一旦車などで行くことになります。登山口から山頂までは15分ぐらいだそうですが、管理人は船の出航時間が迫っていたので、5分で登りました。ただし、かなり急ですし、道も狭いので気をつけて下さい。 なお、駐車場スペースには打豆節の碑と皇太子妃殿下御来村記念碑がありますが、それは別ページにて紹介します。 |
駐車場よりタッチューの全体図。標高は172mだそうで。 | 登山口 | 何やら碑文が。「濃き山も あたりに生うる 緑○も その座を占めて 海と照り合う 小林寂鳥」とまでは読めました。ただ、○の部分が読めません・・・。 |
標です | タッチュー頂上からの景色。 晴れてはいましたが、夏に来るともっと透き通っているのでしょうね。正面に見えるのは本部半島。白波に囲まれた部分は伊江ビーチ。 | 水納島と伊江港。集落の中心部はこちら側。 |
南西方面 | 西方面 | 北西方面 |
北北西方面 | 北方面 | 南東方面 |
足下にはこんなものが。力タンナーパ伝説と言うそうです。「その昔伊江島にタンナーパという力持ちの大男がいました。隣村との戦いでタンナーパは城山を登り攻めてきた敵に大きな石を投げつけて退散させました。その時力いっぱい足を踏ん張ったために足跡が残りました。」 | では降りましょう。結構危ないので本当に気をつけて下さい。風も強いのでふらつくことがあります。 | 集落を見渡す。 |