イチフク森グスク
「琉球国由来記」では辺土名村に「イチフク森城嶽」の名が見える。「国頭村史」によると、 辺土名のマキョ名(集落の呼び名)は「いちぶくのまく」なので同じ名称である。所在地は辺土名の古島である上島にある。稲村賢敷によると、アシャギがある場所が「いちぶくまく」であり、一腹という意味だという。住民の方に聞いてもここがグスクだという人には出会えなかった。 グスクの位置について書いてある文献は他に見ないが、集落の歴史及びアサギがあることからここの可能性は高いと思われる。もっとも、集落の南方も山になっていて拝所もありそうな感じではあった。 |
上島集落の北東側にグスクはある。 | 大体この左側になるかな。 |
これは南側。脇から進入路があったが、途中で進入が厳しくなりました。拝所があってもおかしくはなさそう。 | |
住民の方から聞いた入口。言われないと分かりにくい。 | 道は上りやすいし、距離は短い。 |
2、3分も歩けば着きます。 | |
アシャギです。この周辺がグスクと呼ばれたのでしょう。 | 別角度 |
アシャギ後方 | 一見石積みのように見えてレンガっぽかった。 |
奥への道 | 他にも拝所がある。イビらしきものが一つ祀られている。 |