謝敷集落

謝敷

　謝敷は与那の北、佐手の南にある集落です。マキョ名は「ちいるさかる」という。意味は不明。謝敷と書いてジャシキと読むが、「国頭村史」によると、ジャのつく地名は海に関連するようだ。
　国頭村集落の海はどこも似たようなもんですが、謝敷集落から見る海は結構綺麗だと思います。
　謝敷の聖地は「沖縄国頭の集落（上）」によると、①モーグチ②クヮンシングムイ③ナガサキ④メーガー⑤墓地⑥フキヌハタ⑦スウジダ⑧イキヌトー⑨シルヤングヮ⑩ミートゥガー⑪ウンバーリ⑫アサギ⑬ウィーヌハミヤ⑭ユーフルガー⑮ソンジャガー⑯ウガミ⑰フェーマガー⑱シナダ⑲マンカ⑳グスンダ㉑チッキ㉒ファグマロー㉓マタグチがあるようです。このうちグスンダは南西諸島に時折見かけるグスクダという地名に近い感じがします。そうすると、グスクの可能性もあるかも知れません。地図を見る限り、山の中腹にあるようです。
　拝所は多い割に「琉球国由来記」には御嶽の記載がありません。
　なお、集落の写真はありません。


謝敷集落の海。		結構綺麗だと思う。

		「謝敷節の碑」です。「謝敷いたびせに　うちやりひく波の　謝敷みやらべの　め笑れ歯ぐき」とあります。意味は「謝敷の海の板干瀬に打ち寄せては消えゆく波は　謝敷の乙女が　笑うときに見える歯並びのようだ」ぐらいです。何か不思議なものに例えている気がしないでもない。

集落内		公民館

確か公民館の近くにあった拝所。上記聖地に該当するのはない気がする。	集落の山手側（東側）風景。	フクギ並木が多くていい感じ。

井がある。	上記聖地のどれかだとは思う。⑩ミートゥガーあたり？	再び集落内の並木。