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タナガーグムイ

 
 安波にあるタナガーグムイの植物群落として知られるこの泉。琉球方言が分からなければ意味が全然分かりませんが、タナガーとはテナガエビでグムイとは淵とか泉とかという意味があります。凹を意味する「こもり」が琉球読みになったわけです。
 正直そんなに有名なスポットとも思ってませんでしたが、インターネットを見ると思いの外ヒットしますし、訪れたところ「わ」ナンバーのレンタカーも見かけましたので、案外有名なのかも知れません。道とは言えない道をひたすら降りるというサバイバル感が冒険心をくすぐるのかも。
 行き方は安波集落から少し北に行けば看板があるので迷うことはありませんが、何せ駐車場からタナガーグムイまでの道が半端ないです。距離自体は恐らく100mもなさそうですが、道がどう見ても垂直に近く、ロープ伝いに降りるのがこれまた大変。道はぬかるみやすく転び方が悪ければ死んでもおかしくありません。管理人は足を踏み外して腕を強打し、1ヶ月ぐらい腫れる羽目になりました。帰りの登り道も下り以上に大変なので頑張って下さい。間違えても女の人はスカートでは行かないようにしましょう。見えても気にしないのでしたらいいのですが。足もサンダルや島ゾウリではなく靴の方がいいでしょう。


     
安田方面(北側)から来た場合は看板があります。もう一本南側にも道があるようです。 毎年水死者及び転落による死者が発生しているとのこと。本当かどうかは知りません。  「天然記念物 安波のタナガーグムイの植物群落」と書いてます。
     
ここもアメリカ人がたくさん来るらしく、安波小による英語の警告文がありました。 ここから降りるわけです。いきなり断崖に見える。 滑り落ちそうな道です。木の根や幹、ロープを伝いながら上手く降りましょう。 
     
降りたら先ず目に付く看板がこれ。ここまで警告等や救助方法が書かれた看板が多いとはよほど事故が多いのか。それでも立入禁止にしないとこがありがたいとこです。 これがタナガーグムイ。今でもテナガエビはそんなにいるのでしょうか?  ここに来たのは夏とはいえ、5時過ぎだったので人は数人しかいませんでした。土日の昼間だと泳いでいる人が多いのかな? 
     
ここから川になってます。   ターザンの気分が味わえます。
     
帰り道。 頑張って上りましょう。  いやはや険しいです。