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宇良

 
 宇良集落は辺土名のすぐ北にある集落です。宇良は「浦」の意味でしょう。マキョ名は「すうとくまく」のようですが、意味は不明。「国頭村史」は潮に関係があるのではと書いてあります。マキョ名があるように古い集落のようですが、伝承では辺土名の上島から移ってきたとのこと。
 拝所は「沖縄国頭の村落(上)」によると、①シヌグイ②ナハマロー③トゥマイガー④ウンマーリブック⑤ウンバーリガー⑥アサギ⑦アガリ⑧トゥマイブック⑨ユマタブック⑩アジ墓⑪ナンガイがあるとのこと。なお、「琉球国由来記」には、宇良に関する御嶽は記載されていません。
 「国頭村史」によると、アサギは他にトヒジャ神アサギがある。トヒジャとは旧渡比謝村であり、ここの住民が1713年以前に宇良集落へ移住してきたという。もっとも、上記聖地には名前が見当たらないし、管理人も訪れた際には気付かなかった。


   
集落入口です。30世帯程はあるらしいです。 集落入口北側です。  共同店と集会所。集会所は公民館ってことだろうか。 
     
集会所の隣にある顕彰碑。裏まで見てないので何の顕彰碑かは不明。 集落の海。辺土名が見えます。  ヤンバルの西海岸はこんな感じに遠浅です。 
     
ここから2011年5月撮影の分。    
     
  集落内風景 宇良川 
     
     
     
⑥アサギです。最近建て替えられたのでしょう。 アサギ後方にあるのがウフヤーらしいのでこれであろうか。 しかし、「すうとくの宮」という碑がある。 
     
すうとくの宮の近く。 なかなか良い雰囲気。  旧家か何かの拝所に見える。アガリという拝所があるらしいが。 
     
拝所 これも。どこにあったかは記憶が曖昧。  森です。