大宜味
大宜味は村の北部にある集落になります。村役場がある隣の大兼久は、大宜味から分区した集落であり、 川を隔ててはいますが連続した集落となっています。集落名は方言でイリミ・イジミ・イギミなどと呼ばれるようです。イリミだと、西が見える場所?と思わなくもないが、元のオオギミが訛った結果なのであろう。かといって、管理人にはオオギミの意味は不明。「角川日本地名大辞典沖縄県」を見ると、饒波の小字喜味(ギミ)との関連性が示唆されている。 集落は国道58号線の他に喜如嘉・大兼久に渡る内陸部に喜名という小集落がある。 集落の聖地は「沖縄国頭の村落(上)」によると、①ニガミヤー(ウフヤー)②ニーヤー③アサギ④マンカー⑤ハラマシ⑥シマター⑦ミーミジを汲んだ場所⑧ウタキ(大宜味ウガミ)がある。⑧の御嶽には、大宜味御嶽のビロウ群落があり、沖縄県の天然記念物となっています。場所は村役場の南側にありますが、ネット上では間違った場所を示しているのも多いので、紛らわしいので注意しましょう。 「琉球国由来記」を見ると、「オミカサノ嶽 神名 アカウトリヅカサ」がある。上述の⑧ウタキに該当します。御嶽名にも神名にもカサとあるので、ノロの祭祀用具である涼傘と関係ある名前だろうか。 |
集落南側入口 | 集落内 | カフェの看板 |
位置的にはアサギのような気もするが。ちなみに、公民館の場所が分からなかったので、上記地図はここを指しています。 | ニーヤーかな? | |
大宜味幼稚園&小学校 | ||
食堂らしい | 集落のどこで撮影したかもはや覚えてません。 | 拝所なことは間違いないですな。ニガミヤーか?火の神を祀った祠があるという。 |