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大保

 
 大保は塩屋湾の奥にある集落になります。かつては大字田港に属していたが、大正の終わり頃に字として独立したという。
 集落の西方はイクサンザキと呼ばれ、薩摩軍との戦いに因む名前だという。
 集落の聖地は「沖縄国頭の村落(上)」によると、①墓地(メーレー)②墓地(イクンザキ)③トウシングムイ④シナマー⑤ガタバル(潟原)⑥オミヤ⑦オーター(青田)⑧スーカニ(塩兼)⑨イーシターブックヮ(江洲田袋)⑩テーフガー(大保川)がある。①墓地は集落の対岸の田港にあり、②墓地よりも古いという。集落の南に⑥オミヤがあるが、小字ウタキノ上、ウタキノ前でいうウタキと同一のものを指すのだろうか?


     
江洲方面から来た大保入口。 昔も今も田んぼが多い。   
     
集落を横断する道路   公民館
     
大保共同売店    
     
何やらあります。 拝所です。位置は上記⑥オミヤに近いが、前掲書所収の地図を見る限り、もう少し集落から南側にあるように見える。遙拝所なのか、全然別の拝所なのか。