金刀比羅宮
所在 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 | 古くから「こんぴらさん」と呼ばれ、海上交通の守り神として信仰されている神社。参道の長さが有名なようで、石段が本宮まで785段、奥社までの合計は1368段もあります。 全国でも有名な神社だと思いますが、讃岐国一宮(二宮以下でもない)ではなく、式内社でもないようだ。由緒などを見ると、かつては寺としての性質が強かったように見えるからだろうか。創建については、現地の看板を見ると3000年前としている表記がありました。皇紀の年を超えているのは初めてみました。 管理人は写真などを撮りながら、ゆっくりと上ったせいか、参道に入ってから本宮まで1時間もかかりました。更に、奥社までも30分ほどかかり、何だかプチ登山をした気分でした。 参拝した日は2014年2月7日でしたが、その日の前後は日本全国が雪に見舞われており、平地で海に面した高松市ですら結構な雪が降っておりました。写真を撮るという点では、空が曇っていて残念でしたが、奥社に行くにつれ、雪景色が広がり、なかなか趣深い参拝を楽しめたと思います。 なお、写真があまりにも多いので、奥社については別ページにて紹介します。 |
祭神 | 大物主命 (相殿)崇徳天皇 |
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社格等 | 国幣中社、別表神社 | |
創建 | 不明 | |
その他 | 地図・リンク |
琴電の琴平駅を出たら鳥居がお出迎え。 | 正面の山の中腹に金刀比羅宮があります。 |
参道は賑やかです。 | ここからが長い石段の一段目。 |
一之坂鳥居 | 立派な狛犬 |
備前焼で造られた重要無形民俗文化財だそうだ。1844年に奉納されたという。 | 一之坂は険しい。 |
碇ですな。隣に掃海殉職者顕彰碑建立の由来と書かれた説明書きがあるので、その関連でしょうかね。 | 第19代宮司の琴陵宥常銅像 |
鼓楼 及 清塚とある。鼓楼の建設中に塚を発見したのだが、壊してしまったという。その塚が清少納言の墓と考えられ、清塚を建立したのだという。詳しいエピソードは金刀比羅宮のホームページを参照してみてください。 | 大門が見えてきました。 |
金刀比羅本教総本宮 | 眺めも良くなってまいりました。 |
大門前の標 | お守りの御案内 |
良い眺めですな。 | 大門前。1649年に高松城主松平讃岐守源頼重が寄贈したものです。しかし、「笑顔で長生き、こんぴらさん!!」のゆるキャラ(?)は何でしょうか? |
狛犬 | 狛犬 |
大門をくぐる。飴を売っており五人百姓というらしい。特別に神域での商売を許された人のようだ。一人足りないのは気のせいでしょうか? | 「神は人の敬に依りその威を増し 人は神の徳に依り運を添う 御成敗式目 北条泰時 金刀比羅大神を敬い幸せを祈りましょう」とのこと。 |
またゆるキャラ発見。 | 長い参道 |
100万円以上寄進したら石標が立つようだ。 | 「春うらら 磴道につづく 人波の 北の南の 国訛りかも」とある。そんな管理人も最北の地出身であります。 |
この先は何でしたっけかね。 | いったい、幾つの鳥居を見たでしょうか。 |
立派な石垣でございます。 | まだまだ続くよ参道は。 |
狛犬です。 | 狛犬です。 |
さすが金刀比羅宮ともなると祭典が多い。 | こんぴら狗。「江戸の昔「こんぴら参り」の袋を首に飼い主にかわって犬がこんぴらへ首に巻いた袋に初穂料と道中の食費を入れて飼い主が旅の人に託した犬 無事代参をすませるとふたたび旅をして家族のもとへ いつの頃からかこんぴら参りのこの犬を「こんぴら狗」と呼ぶようになりました」とのこと。 |
広場となっております。 | |
どこの神社でも見ますが、さざれ石のことが書かれています。 | さざれ石です。 |
厩舎 | 神馬です。あいにく正面を向いた時に撮影した写真はピントがずれていて掲載できません。トウカイ・スタント号(馬年齢22歳)という名前だそうです。 |
何故かアフリカ象の像がある。 | プロペラです。今治造船株式会社の奉納です。 |
高橋由一常設展。管理人でも名前を知っている画家ですな。 | 鳥居をくぐって上る。 |
御書院とある。 | 立派な寅の絵 |
「重要文化財建造物絵画 書院」と立札にある。襖絵などが公開されているらしい。 | 御守所とある。ここ限定の御守りがあるかも知れませんが、社務所でも御守りは購入できます。 |
また進む。 | 木馬舎。右に下りると資生堂パーラーカフェ&レストランの神椿があります。 |
管理人は利用しませんでしたが。 | 何やら工事中。 |
まだまだ上ります。 | 右を見ると、先ほど見た書院があります。説明書きによると、丸山応拳の描いた襖絵が90面あるようだ。 |
上る。 | 神馬像 |
祓戸社。御祭神は、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神です。 | 火雷社。御祭神は火産靈神・奥津比古神・奥津比賣神・八衢比古神・八衢比賣神・來名戸神です。 |
進むとこれが金刀比羅宮かと見紛う旭社。何でも帰路に参拝すべきものらしい。現に見紛ってここを参拝して帰ってしまった歴史上の人もいるとか。 | 御祭神は、説明書きを見ると、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神の3柱だが、金刀比羅宮のホームページを見ると、他に伊邪那岐神・伊邪那美神・天照大御神・天津神・国津神・八百万神も祀られているようだ。。 |
こちらは下向道です。 | では、こちらから上りましょうか。右には廻廊がある。 |
手水舎 | 黄銅鳥居 |
賢木門。門を造る際に柱を一本逆さにつけてしまい、逆木門と呼ばれるようになり、それが賢木門となったとのこと。 | 進みます。 |
遙拝所。伊勢神宮や皇陵に対する遙拝所とのこと。 | そろそろ本宮です。遙拝所から数十歩の間を闇峠という。写真に撮りそびれましたが、この手前で唯一一段下がる場所があったようだ(最早管理人は覚えていませんが)。 |
手水舎。本宮参拝用の手水舎らしい。 | なかなかの石垣です。 |
真須賀神社。御祭神は、建速須佐之男尊・奇稲田姫尊です。 | 逆光が眩い。 |
百度石 | これを上るといよいよ本宮です。 |
御年神社。御祭神は、大年神・御年神・若年神です。聞いたことがない神様だと思ったら、素戔嗚尊の子供・孫・曾孫という関係のようだ。 | あと少し。 |
今度は事知神社です。御祭神は、積羽八重事代主神・味鉏高彦根神・加夜鳴海神です。 | 再び百度石 |
いよいよ | 本宮到着 |
左 | 右 |
本宮斜めから。雪がうっすらとかかっています。 | 別角度の斜めから。 |
標高251メートルからの眺め。遠くには通称讃岐富士が見えます。 | 結構街が広がっている気がする。 |
神楽殿 | 雪化粧ですなぁ。 |
南渡殿 | 右には神木があります。 |
南渡殿をくぐる。 | 神輿庫 |
神庫 | 睦魂神社。御祭神は、大国魂神・大国主命・少彦名神です。 |
これ以上は進入できず。 | 社務所。御守りをいっぱい買ってしまった。 |
こんぴら狗みくじ | 御炊舎 |
三穂津姫社。本宮の御祭神である大物主神の后にあたる、高皇産霊神の御女、三穂津姫神が祭られています。 | 直所。何かしら見えます。 |
銅馬です。1824年に献納されたという。 | 絵馬殿 |
厳島神社。御祭神は市寸嶋姫尊です。 | 緑薫殿 |
絵馬殿内。造船会社などからの奉納が多い。 | 三菱船用エンジン |
ボートかな。 | 練習艦の名前がちらほら。 |
祓除殿 | たくさんの絵馬 |
下向道 | 大山祇神社。御祭神は大山祇神です。 |
再び旭社が見えてくる。 | マルキン醤油ですって。かつて小豆島にあった醤油メーカーのようだ。今は合併により違う会社になったようだ。 |
再び旭社正面。雪がちらついていた。 | 大分戻って参道入口付近。金陵の郷とある。 |
凝ってますな。 | 御神木の楠とある。 |
正面には小さなお宮。 | 金陵 |
更に戻って琴平駅まで。 | 駅舎の隣には金刀比羅宮北神苑 |
鳥居 | 高灯籠。1860年に完成の灯台。国指定重要有形民族文化財らしい。 |