前兼久集落

前兼久

　前兼久は仲泊の北、冨着の南にある恩納村のリゾート入口となる集落です。国道58号線を北上すると、前兼久からお土産屋や居酒屋、ダイビングショップなどリゾートらしさを感じさせる店が並んでいます。
　集落にあるムーンビーチは県内でも名が知れたビーチです。とは言っても、管理人は泳いだことも、敷地に進入したこともありませんが。
　集落の歴史は冨着から別れたと言われ、かつての冨着集落から見て、前方の兼久地（砂堆地）にあったからそう呼ばれるようになったという。
　集落の聖地は、「沖縄国頭の村落（下）」によると、①御嶽②前兼久トゥングヮ③イチグシク④シーサームイグヮー⑤アガリカーニー（カミヤー）⑥ウーガー⑦ナカヌカーがあります。「琉球国由来記」には「前兼久根神火神」という名が見える。
　「恩納村博物館紀要第3号」によると、前田原に前兼久原貝塚があるが、現在は国道58号線などの建設により地形が大きく変貌したため、遺物採集できない状況にあるという。
　なお、58号線より東側は訪れていないので、①御嶽などの主要拝所の写真はありません。
　おまけの話に、管理人は訪れたことはないので、正確な場所は分からないが、ユタの修行所だとかSSSとか言われている有名な心霊スポットが冨着との境界沿いにあるそうだ。ここは所謂古島であり、御嶽でもあるのだが、勝手な噂を立てられて地元の住民は困っているみたい。


集落を縦断する国道58号線。明るい雰囲気が南国の観光地を感じさせます。	港方面に来ました。	向こうには集落。

周辺には釣り人が結構います。	ムーンビーチはこっち側。ちなみに、手前の水路をよく見ると、意外に魚がいたりする。	港から見た海。リーフはありません。

	あれが②前兼久トゥングヮでしょうかね。手前方面には人骨があるという。

		同じような写真ばっかですが・・・。

区民運動場。「沖縄国頭の村落（下）」では特に拝所等があるとは触れられてはいません。	敢えてここで紹介しなくてもいいのですが、立派なヤシの木。ココヤシですかねぇ？	慰霊塔。山城・松田・登川という名字が多い。まぁ、沖縄中部発祥の名字ですね。

何か拝所っぽいのですが、文献上は確認できず。	龍宮神です。いつからあるのかは不明。	立派です。目立つ建物は恩納マリンビューパレスですかね？