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仲泊の拝所

 
 仲泊は、他の集落と比較して特段拝所があるわけではありませんが、写真がそれなりの数があるので、別ページとして紹介します。
 集落の聖地は、「沖縄国頭の村落(下)」によると、①クシヌウタキ②メーヌウタキ③仲泊トゥングヮ④前兼久トゥングヮ⑤忠魂之塔(旧ガンヤー跡)⑥コージサーモーがある。それ以外には、竜宮神や親王森がある。「恩納村誌」によると、トゥングヮとは小島に名付けられることが多く、殿倉のことで、神の居られる家の意だとのこと。また、クシヌウタキは、メーヌウタキのある古島から移った人が設けた御嶽だという。
 なお、「琉球国由来記」には仲泊関係の拝所が出てこないが、「恩納村誌」によると、村としての歴史が浅く、その頃に一人前の村となったばかりだからではないかとのこと。
 


   
仲泊小学校北側にある親王森。明治28年9月に台湾に行かれる途中の能久親王が沖縄に立ち寄られたとき、仲泊のこの丘で休まれたことから親王森という名が付いたという。 別角度。隣はドライブインがあります。
   
埋もれかけている標識。 登り口があります。 
   
丘の上は平坦面となっています。 石と小さい香炉があります。 
   
親王が来訪されてから拝所となったのでしょうかね? 森からの眺め。 
   
前の御嶽(メーヌウタキ)。集落の南側にあります。 標識があるから見つけやすいと思います。 
   
   
   
  ここら辺が集落の古島となるようだ。伝承によると、津波の被害を受けたため、ここからクシヌウタキの方へ移動したという。
   
仲泊トゥングヮです。手前に拝所らしきものが見える。ちなみに、前兼久トゥングヮは港の一部となっています。 集落南側の浜にある竜宮神。いつ頃からあるかは分かりません。