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瀬良垣

 
 瀬良垣は恩納村役場から少し北東にある集落です。太田後原方面には万座ビーチホテルがあり、集落の前には今は閉鎖した瀬良垣ビーチがあるので、割と観光施設が整った集落だといえます。太田後原については大字は瀬良垣だが、集落としては別なので、いずれ別ページにて紹介したいと思います。
 本来の読みは「せらかき」だそうだが、現地の表記や地元民も「せらがき」と言ってた気がします。
 集落自体は古くからあるが、海辺には新しい家々が立ち並んでいます。集落の西側にある瀬良垣ビーチは管理人が沖縄に来て間もない頃に泳いだ場所であり、思い出深い場所であります。今は大規模な造成工事によりかなりの変貌を遂げていますが・・・。個人的には辺野古がどうこう言ってる人に、瀬良垣の埋め立てについてどう思ってるのか聞きたいところ。 
 集落の聖地は、「沖縄国頭の村落(下)」によると、①タクヌクジ②フナウキグムイ③サーシヌヮーバナリ④サーシバナリ⑤ウガミ⑥ワタンジャー⑦カミヤー⑧カミアサギ⑨ニガンチ⑩アガリガー⑪フルシマガー⑫フルシマ(古島)がある。
 「琉球国由来記」では御嶽が一つあり、神名は二つある。「ヨリアゲ森 二御前 神名 アフヤマノイベナヌシ・シマネドミ」である。「恩納村誌」によると、部落の西側にある国道沿いの石灰岩で出来た場所だそうで、そこにある洞穴に「アフヤマノイベナヌシ」が鎮座し、御嶽上方の海が見える場所に「シマネドミ」が鎮座していると推測されている。となると、公民館の西側にあるのだろうか?もっとも、瀬良垣集落の古島は集落の丁度南側にあるので、場所が一致しないようにも思われる。訪れてみないと分からなそうだ。
 「恩納村博物館紀要第3号」によると、元軍用地内の瀬良垣都田原に古島遺跡があり、近世の旧部落跡になるという。
 瀬良垣のビーチについては別ページ参照。


     
瀬良垣入口。左に曲がると万座ビーチホテルです。 集落入口。58号線沿い全般に言えますが、 道が広くて開放的な雰囲気。 公民館です。 
     
公民館周辺は拝所が集中しています。 上記本のどれに該当するんでしょ?  これが⑧カミアサギなことは間違いない。 
     
⑨ニガンチ? 小祠が設置されています。  こっちが⑦カミヤーかな?あまり自信は無し。
     
  集落内の風景。 58号線沿い集落東側より。観光シーズンだと渋滞していることもある。 
     
万座ビーチと集落の間ぐらいにある「なかむらそば」。初めて沖縄に観光に来たときに食べに行きました。いつでも観光客が一杯います。 集落近くの眺望。