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八幡神社

 
 八幡神社は大間から更に南側、ミヤビラという場所にあり、舞立の丁度向かい側のビロウ樹林内にあるお宮です。かつては、オーマツイの日に参拝していたそうだが、昭和38年に鎮守大明神に合祀されて以来、神役や一般人の参拝は無くなったそうです。
 トカラはいつ頃から流入したのかは不明だが、八幡信仰が強いという。郡司職の者と関係があるのではないかと言われている。ちなみに、奄美・沖縄では八幡信仰は盛んではなく(もっとも、尚徳王は八幡を信仰していたし、安里八幡宮が那覇にはある)熊野信仰の方が圧倒的に影響力が強いです。
 トカラの大多数のお宮と一緒で神社と言っても鳥居はありません。ただ、ビロウ樹林があり、そこに石碑があります。大間からここまでの山手側にビロウ樹林はここしかないので、すぐ見つかると思います。とから荘の主人にビロウがあるから聖地なのか、聖地だからビロウを植えたのか、どっちなんでしょう?と聞いたみたら、後者じゃないかという意見でした。沖縄・奄美でもそう言えるのかは不明ですが、結構気になるところです。


   
二双(舞立)のすぐ近くに八幡神社はあります。 一見してすぐ分かると言われましたが、確かにその通りです。 
   
いつ入ってもビロウ樹林というのは怖い雰囲気です。神が宿り、魔除けの効果があると言われるのも納得。 樹林内はこんな感じ。ハブには気をつけましょう。 
   
人為的なのか偶然なのかは分かりませんが、石が転がっています。 探すのに5分ほどかかりましたが、入口付近に石碑発見。かつては何か文字が刻まれていたのであろうか。