グスコ(戸円)・前里グスク
「大和村誌」によると、戸円集落は里・前里・新里と分けられ、そのうち里集落(戸円集落の内、南部辺り)の東側に突き出た小高い丘陵の先端部をグスコと呼ぶという。戸円集落に三つある神山とされる山のうちの一つである。その頂上は広場になっていて、かつて大きな石が三つあり、そこでは祈祷祓いが行われていたという。 形状は砦状の形をしていて、如何にもグスクらしい形をしている。 これをグスクと紹介している文献は大和村誌だけであり、その他文献では確認できなかった。小字を見ると、里はあるが、グスコ(グスク)といったものは見当たらなかった。小字里の中にあるのかもしれない。 前里グスクについては、「大和村誌」では紹介されていないが、「日本の神々 神社と聖地 13 南西諸島」に記載がある。前里集落(戸円集落の内、東側辺り)の背後に控える山を前里のグスクという。便宜上当サイトでは前里グスクと呼びます。 なお、新里(ミサト)集落にはグスクはない。その名のとおり新しい集落だからであろう。 |
グスコ(戸円)
戸円ふれあいパークから。 | 砦状な形ですな。 |
川と川の間にあります。 | 神山だというが、墓的要素があるのかというと、どうでしょう? |
麓 | 山中。進入する道はありません。 |
横から。 | 丸いですな。 |
前里グスク
手前から二つ目。集落の左側にあるのが前里グスクですが、分かるでしょうか?管理人が訪れたときは前里グスクの存在を忘れていたので、分かりやすい写真が見つかりませんでした。 | 左側手前に見える山です。 |