国直グスク
国直集落の東方、山頂の北西あたりをグスク(グスコ・グスクヤマ)という。所在地は小字城になる。 「大和村誌」によると、グスクでは木を切ってはならず、中腹付近は広場になっているという。麓には1979年建立の国守神社があるが、そこはテラシキと呼ばれていて、神社建立以前は草を刈り浜の砂で清めた敷地だったという。 鹿児島県立埋蔵文化財センターのサイトを見ると、城郭跡とあるが、大和村誌にはそのような記述は見当たらず。なお、左記地図は上記サイトの地図を基にして場所を紹介していますが、三木靖の文献を見ると、地形紹介の欄に「独立丘頂上に平坦面」とあるので、山頂をグスクと言うのかもしれません。 国守神社側からは、グスクへの上り道は発見できませんでした。神社とは別の場所の尾根沿いにはひょっとしたら道があるのかもしれません。 奄美では、山中にあるグスク(と呼ばれるもの)は、近世になってからグスクと呼ばれたものがあり、グスクなのか疑わしい場合もありますが、国直グスクは伝承からも集落との位置関係からもかつてはテラシキと呼ばれていたことからも、古来からグスクと呼ばれていたのかなと管理人は思っています。 |
ほぼ正面の山頂近くがグスクになるのかな。 | 国守神社参道とでも言うべきか。神道とでも言うべきか。 |
向かいは集落入口となる。集落中心部から山頂へ一直線に線を引いたらその線上にグスクはある。 | 国守神社です。 |
神社脇の建物 | 神社前の道 |
テラシキのコー。水量豊富な川です。 | 緑が豊かです。 |
確かに新しい雰囲気は感じる。 | 何を祀っているかは不明。 |
なかなか上っていくのは大変そうだ。 | 水道がひかれる以前は生活用水として利用していたという。 |
分かりにくいが、水が流れています。 | 水が絶え間なく注がれています。 |
道路脇から。正面山頂近くがグスクなのかな。 | 少し離れてから撮影。 |