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有銘

 
 有銘は東村の最南端にある集落になります。集落は細かく分けると、本部落(ハマ・ムラ)・福地・石田・照久の四つがあります。本部落は昔からの集落だが、それ以外は廃藩置県後に移住してきた人が作った集落だという。
 集落(本部落)は、東に接している慶佐次集落の人が移住してきて開拓したと伝わっているが、それがいつなのかは不明。慶佐次集落より成立が後だというので、古くからの集落ではない可能性もあるが、17世紀の高究帳には名が見えるという。
 集落の拝所は、「沖縄国頭の村落(上)」によると、①グシクダケ②ウガン③カミヤー④ムラバカがある。このうち、①グシクダケとあるように、東村で唯一のグスクがあるのが特徴である。これについては、別ページにて紹介。
 


     
名護から有銘に入ってすぐにある拝所。 小さい香炉があるのみ。立地と向きからして海神辺りを祀っているのでしょうか?  慶佐次方面が見えます。 
     
名護天仁屋方面 こからは別の日撮影。確か、先に見える道路からはみ出した小山が、上記に掲げた拝所です。  有銘集落の道路より。 
     
公民館です。 公民館は若干集落の端にあります。  商店があります。 
     
背後にある山が②ウガンとなります。最初はこちらがグスクかと思いました。 有銘小中学校の裏側にカミヤーと呼ばれる拝所がある。   
     
小さいがアサギなんだろうか。 左がヌルドゥンチ(祝女殿内)で、右がニガミドゥンチ(根神殿内)らしい。それぞれに火の神が祀られているようです。 井戸かな。ムラガー・カミガー・ウカーなどと呼ばれるらしい。
     
これも拝所なのか? 更に奥には階段があります。  これも拝所?門中屋かな?
     
上ります。 東村指定天然記念物オガタマノキというのがあるそうです。  巨木らしいが、これではないですよね? 
     
これでもないし・・・ どれがオガタマノキか分からず。ウガンの東南東にあると先ほどの看板には書いてましたが。こちらは東南東というより西南西な気もする。 集落が眺められます。 
     
学校の近くに別の拝所も発見。 有銘小中学校です。  学校の裏がウガンであり、集落の神山となります。