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大城久(ウフヌスク)AB

 
 鹿児島県埋蔵文化財情報データベースによると、伊砂集落の東にある丘陵上に大城久ABがある。読みはウフヌスクである。このグスクと同じ丘陵にある大城久もウフヌスクと呼ぶが、ウフグスクとも呼ばれるので、読み分けるために後者はウフグスクと呼ぶことにする。。
 大城久(ウフグスク)のページでも書いたように、同じ読みのグスクが同じ丘陵にあるのは、違和感があり、それなら併せて一つのグスクとして扱ってもいいように思われるが、上記データベースで別グスクとして扱っているので、当サイトでも別グスクとして扱う。
 データベースでは丘陵上の北側に大城久Aがあり、中心部西側に大城久Bがあるようだが、単に大城久と呼ばれる丘陵のうち発掘地点が二つあるからAとBに分けただけのように思われる。
 グスクは丘陵になっており、グスクらしさは備えているが、拝所といったものはなさそうである。ただ、グスクの西側、伊砂集落の北側に墓があるのみである。データベースによると、種類は散布地だという。青磁やカムイ焼きなどが見つかっているようだ。


   
グスク東側より。 最高地点は30mあるらしい。ちなみに、ここではないです。 
   
   
   
入口は北側にあります。 結構急坂です。 
   
眺め良し。 多分ここが大城久A。不自然に木が刈り取られている。 
   
道路を挟んで向かい側。 こちらでも発掘してたのかな。 
   
登り切るとほぼ平坦です。 データベースを参考にすると大城久Bはサトウキビ畑がある地点ぐらいかな。 
   
最早単なるサトウキビ畑が広がるだけで、あまりグスクらしさは感じない。  
   
  ここら辺で発掘していたのでしょうか。この奥の麓が大城久(ウフグスク)になるかな。
   
眺めは良いけど、住むには適していたのかというと、水源がなさそうだから、住居跡とは思えない。 かと言って、この丘陵上に墓があるようにも思えない。あるとしたら、麓になるでしょうか。
   
奄美の他の地域なら按司の居城跡という伝承はたくさんあるが、喜界島ではそういった話を聞かない。 実に良い風景。
   
グスクとは関係ありませんが。 サトウキビ