ハイヌミカゼHome国頭村

 
 奥は辺戸の東にある集落です。名前の通り沖縄本島の奥にあるという意味で付けられたらしい。辺戸より東にあるため、辺戸岬に来る観光客が通りすがることも少なく、辺戸より東の道路は休日の昼間でも圧倒的に交通量が少なくなります。ヤンバルクイナが周辺に生息しているので、轢かないように気をつけましょう。
 マキョ名は「みあげむいいびしる御じょうの前」という長い名前。「国頭村史」によると、「琉球国由来記」記載の御嶽名を合わせただけではないかとのこと。
 聖地は「沖縄国頭の村落(上)」によると、①マーグスクヤー②アサギ・公民館③ヌルドゥンチ④ウガミ⑤墓地⑥スシガニクがあるようです。このうち⑤墓地はグスク墓として別ページで紹介しています。
 「琉球国由来記」によると、御嶽は「ヤハ嶽」神名「ヂヤウノハムイ御イベ」、「ミアゲ森」神名「スデル御イベ」の二つがあります。ヤハ嶽の方は名前も神名も意味は管理人には不明です。門の端森とでも漢字化できるのか?ミアゲ森の方は、神名については崎間敏勝によると、スデルは神の誕生を意味するらしい。
 ちなみに、以前沖縄で聞いた話として奥には糸満姓が多いらしい。本島の端の地によくある姓が本島南端の地名というのも面白いものです。「国頭村史」によると、既に八代続いているようです。他には平安名姓も多いらしい。


     
2007年5月に訪れたときの光景。奥の鯉のぼり祭りです。結構有名らしい。 車がたくさんいるから観光客も結構来てるんですね。   
     
川沿いでは子供達がたくさん水遊びをしていました。 2009年8月に訪れたときの写真。
     
奥ヤンバルの里という施設。ホームページもあります。   郵便局。確か辺戸にはなかった気がするので、沖縄最北端になるのでしょうか。 
     
交番もあります。周辺集落では見かけなかった気がするけど、どこまで管轄しているのだろう。 集落センターとありますが、要は公民館です。  敷地にある「奥賛歌の碑」 。「だんじゆとゆまりる 奥の村加那志 しりくちや御嶽中や親島 あんが川ぬ水や 岩からど湧る 真水湧ちあがる奥の親島」とあります。管理人の能力が乏しいため訳せません。世に有名な奥村の女性、真水がたくさん湧き上がる豊かな奥村ぐらいの意?
     
奥小中学校です。 集落から見える海。ちゃんと海に通じる港なのです。与論島まですぐと言えばすぐです。   
     
  国道58号線について記した碑。意外に知らない人がいますが、58号線は鹿児島市を起点に種子島・奄美大島と海を越えて繋がる道なのです。そして、本島の起点はここ奥から始まり那覇市明治橋が終点となります。 「やんばるの奥や 国道の起点 山奥やあらぬ 海も前なち」とあります。自負心を感じます。
     
起点の標識。 起点より東側。こっち側は県道70号線になります。  左の橋から見える山。麓が墓となっておりグスク墓として別ページで紹介しています。