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戸円

 戸円は、東は大金久、南西は名音に挟まれた集落になります。読みは「トエン」だが、方言では「ティン」と呼ぶ。「大和村誌」に語源は書かれていないが、「岳」を意味する「ティン」であろう(参考文献は失念。徳富重成の著書だったと思う。)。もっとも、焼畑を意味するキナからテンと変化したという説もある(笠利町誌)。地域は、アラバ地域になる。
 集落はサト(里)、マエサト(前里)、ミサト(新里)の三つがある。新里は名前のとおりここ最近出来た集落である。集落の発生順は、里・前里・新里の順だと言われている。
 集落の史跡は①サトのトネヤ②マエサトのトネヤ③生活館・土俵④ミャー跡⑤旧集会所(アシャゲ跡)⑥カドグチの家がある。
 集落のカミヤマは三つあり、集落南西にあるオガミヤマ、集落の遥か南にあるタカモリヤマ(小川岳)、集落東側にあるグスコがある。集落内の地区の数と一緒なのは偶然であろう。
 「大和村誌」などによると、集落にグスクは一つあるが、「日本の神々 神社と聖地 13 南西諸島」によると、前里地区にもグスクがあるという。詳細は別ページ参照。
 ヒエン浜については別ページ参照。戸円ふれあいパークについても別ページ参照。
  


戸円ふれあいパークから。 奥にあるのがタカモリヤマだが、どれでしょう?  左に写っている山でしょうかね?右の山はオガミヤマである。木を切ると祟りがあるという。 
集落遠景  下りてきました。なお、左記までの写真とは撮影日は違います。 戸円小学校 
     
新里地区内にあります。 公民館も新里地区にあります。  かつては里のトネヤ近くにあったのが移ってきたという。 
屋実元顕彰碑。明治前期に行われた黒糖勝手売運動の指導者らしい。 新里地区内。 何となく新しい感じはあるかな。 
公民館近くから撮影 ここら辺から前里地区かな。  前里地区内。確か、マエサトのトネヤはここら辺なのだが。 
川から左が前里地区で、東が里地区となる。中州は・・・どっちでしょう?なお、正面やや左はグスコである。  多分、戸円川です。  反対側
里地区です。今は道路であるが、かつてはミャーがあったという。 何となくかつて広場があったことを思わせます。 
旧集会所とその先はサトのトネヤになる。 集落の古さを感じさせる。道が悪いからだと言えば、そうなんですが。  朽ちつつあるアシャゲです。 
左辺りにカドグチの家があるのかな。里地区の始まりであり、戸円集落の始まりでもある家だそうだ。 集落西側にある墓地。誰かのバイクが入ってしまう。  奥はオガミヤマである。
一見プレハブのカフェ。 少なくとも2010年撮影分の写真でも存在していた。息長く営業しているようだ。  トイレあります
あいにく曇りがち&時間帯が悪かったかな。 晴れた日の昼間ならもう少し映えるんですがね。 奥はヒエン浜です。