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志戸桶

 
 島の北東にある字。集落は東部と南部からなる。
 字内には志戸桶海水浴場・天神山公園があり、寺社は弁財天(厳島神社)菅原神社・馬頭観音・保食神社・弘法大師(「喜界島みてある記」にある地蔵菩薩と同じだろうか?)がある。その他には、七城、芭蕉区碑及び日本最北のハスノハギリがある。七城、弁財天及び菅原神社があり、志戸桶海水浴場がある沖名泊は平家上陸地と伝わっているように平家とつながりが深い集落である。
 グスクは川嶺グスクと城久山がある。前者は鹿児島県埋蔵文化財データベースにて紹介されている。詳細は当ページにて紹介する。後者は永吉毅著作「沖永良部島 地名考 付 奄美諸島の小字名」に名前が見える。場所は不明だが、山という名前とグスクは集落近辺に多いことから考えると、集落南南西にある保食神社や芭蕉句碑がある岩山が有力であろうか?墓地もある。

東部地区

     
集落内風景   立派な土俵 
     
  東部地区公民館 東部地区公民館建設記念碑
     
再び集落内   県道619号線
     
バス停 境界は分からないのですが、恐らくこの先が南部地区。 ここまで来ると南部かな? 

南部地区

     
ここまで来るとさすがに南部地区であろう。 集落内風景  こちらにもバス停。 
     
先に見えるのが保食神社や弘法大師がある小山。左の方に行けば墓地もあるし、グスクっぽい。 他の集落でも道端で干しているのを何回も見たが、何でしょうかね?  明治百年記念と書かれている。ミヤ跡だという。
     
志戸桶簡易郵便局 郵便局の裏にある南部地区公民館   
     
公民館入口 再び県道619号線  志戸桶幼稚園&小学校 

神社等

     
小山の東側 小さい神社です。鳥居の両脇に何故か象のようなものがくっついている。神社名を書いたものが見当たらないが、喜界島観光協会掲載の神社仏閣地図を見ると、保食神社で間違いないであろう。なお、馬頭観音と紹介してある文献もあるが、保食神社の前身のことである。 芭蕉句碑の説明碑。碑の表裏から読み取れた句を書いています。劣化が激しく全部は読み取れなかったようです。
     
これが句碑です。町指定文化財だそうだ。「春立ちて まだ九日の 野山かな」と刻まれているらしい。 鳥居の奥へ。
     
ご神体?琉球的に言うならイビだが、喜界島でもそういうのかな? 保食神社です。 奥に観音像らしきものが見える。
     
境内にある戦没者慰霊碑 70余柱の名前が刻まれています。 他にも何かありそう。 
     
これも石がご神体ということか?  神社の西側は墓地となっている。 保食神社から少し西へ。左側には墓地。
     
墓地内に神社があります。 小さな鳥居  弘法大師と書かれている。 
     
中に安置されているのが弘法大師像でしょうか? 風葬墓跡?  弘法大師の向かいにはハスノハギリがあります。 
     
ハスノハギリ   樹齢200~250年だという。分布は小笠原・沖永良部以南とある。徳之島以北にはないのだろうか?だとすると、喜界島の志戸桶に生えているのは何ででしょうね?