ケラマジカとは、座間味村発行のパンフレットによると「国の天然記念物として指定されているケラマジカは、現在、屋嘉比・慶留間・阿嘉島に生息している貴重な鹿。日本鹿にくらべると、体も小さく毛色も暗色です。昼間は山中に生息し、夜になると水を求めて湿地帯に降りてくる姿が見られます。」。
元々は島固有の種ではなく、琉球国由来記によると、宗禎年間(1628~1640)に尚氏の金武王子朝貞が薩摩から連れてきた鹿を久場島に放したとの記載がある。もっとも、現在は久場島にはいない。そのせいもあるのか、座間味村史によると、現在のケラマジカが当時連れて来られて放された鹿だという立証は出来ないらしい。
パンフレットによると外地島には生息していないことになっているが、管理人は度々見かけているので、外地島にも生息しているものと思われる。恐らく近年になって橋を渡ったのか、泳いで渡ったものと思われる。全島合わせて300頭前後が生息しているらしいが、その割に結構見かける。座間味村史によると昭和51年の調査では60頭前後とあるので、えらい増えようである。あるいはその時の調査が不十分だったのかも知れない。
某携帯会社沖縄店のマスコットキャラクターでもある。ブログなんてある。好物はキノコらしいが、それは某携帯会社のキャラクターを意識したものともっぱらの噂。
警戒心が強く昼間はあまり活動しないので、見たい方は地図にある2つの地点を夕方以降に訪れてみると、逢える可能性が高いです。どちらも湿地帯のようで水を求めて訪れてくるらしい。運が良ければ昼間でもニシバマに行く途中に普通に道ばたを歩いていることもあります。夜になると普通に集落内を闊歩しているときもある。特にメーヌハマ沿いや港周辺でよく見かける。
管理人は3ヶ月の間でかなりの回数を見ているのだが、何故かカメラを持っているときには巡り会うことが少なく、まともな写真が少ないです。今度、仕入れ直すことにします。
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