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後原ビーチ

 
 恐らく阿嘉島にある5つのビーチでは一番マイナーな後原ビーチ。それは、魅力がないからではなく、単に集落から遠いからでしょうね。読み方は「くしばる」です。沖縄では集落の後ろの方にある地形や崖地を後原ということが多い。
  一見、岩場っぽくて泳いでもつまらなそうなこのビーチですが、巨大なサンゴ群が見られるマル秘お勧めスポットです。完全にリーフ囲まれているので、波が少々強い日でも安心して泳げるため、そんな日は、民宿の人がこちらを案内してくれることもあります。もっとも、自転車や徒歩で行くとなると大変ですし、シャワー等の施設もないので、島に宿泊していて民宿の方が送迎可能な場合でないとなかなか行けないかも。
 サンゴ群落スポットは下の方で紹介しますが、簡単に説明すると、ビーチを降りたら左の方数百メートル先の海に岩場がありまして、その手前にあるちょっと深めのスポットがそうです。主なサンゴは枝サンゴと円柱形の大きいサンゴ。円柱形のサンゴは乗っても大丈夫です。
 泳ぐ人はいないと思いますが、リーフの外は完全に外洋となり流れが速いので泳がないようにしましょうね。リーフ内を泳ぐ場合も、2人以上で泳いだ方がいいでしょう。何せ来る人が少ないので、溺れてもしばらく気づかれない可能性があります。
 時折、キャンプをしている方を見かけますが、座間味村では指定場所以外でのキャンプは禁止ですのでご留意を。
 余談ですが、島の人曰く、干潮時にはニシバマの方から(海に浸かりつつだが)歩いて行けるらしい。もっとも、チャレンジしようとは思いませんが。

後原ビーチ2008年7月某日(干潮時)

     
後原展望台を過ぎるとすぐです。 手前に一応駐車場がありますので、そこに車等を置くといいでしょう。向こうに見えるは伊釈加釈(いじゃかじゃ)島。  ここが入り口です。左には屋嘉比島、その奥には渡名喜島が見えます。 
     
真っ正面にある岩場がシュノーケリングスポットです。 干潮時だとさすがに泳げません。  ビーチ右側 
     
同じく右側。googleの地図だと何故かこの先が後原ビーチと表記されている。 ビーチのすぐ後ろは山です。 干上がっております。 

2008年7月某日昼下がり

     
ビーチ入り口から100mほど行くとある岩場。 ここからの光景はなかなか見物。 向かいにあるのは久場島です。 向かいにある岩場がシュノーケリングスポットです。この手前は干潮時でも泳げるだけの深さがあります。岩場の後ろには不思議なことに1本だけ木がぽつんと生えている。 
     
伊釈加釈島。ダイビングスポットなのかな? 岩場より北側を臨む。   

2008年8月某日(満潮時)

     
例の岩場です。 展望用岩場 泳ぐ場合は、こちらに荷物を置くといいでしょう。 
     
ちょっと遠方より。 屋嘉比島。満潮時だとリーフエッジも見えません。  屋嘉比島と渡名喜島