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カジノキ群
渡嘉敷集落の南西にあるのがこの新垣筑兵衛由来のカジノキ群。説明書きから引用すると「島の古老の話によると、この屋敷「屋号:ナガジョウ」内に現存する「カジノキ」(方言名:カビギー)群は、渡嘉敷島出身の新垣筑兵衛(沖縄名:仁也)が唐紙を漉くため唐から持ち帰り、婿兄妹に風致防風林として植えさせたものである。雌雄異株のため栄養生殖により世代を重ねてきた。 新垣筑兵衛は「薩摩における唐紙の創始者、日本における創始者」ともいわれる。文献(球陽・鹿児島関係資料等)によると、新垣筑兵衛は、進貢船の船員として渡唐しているうちに唐紙の製造技術を習得し、琉球王府に奏して国用に供せんとしたが、讒言によって入れられなかった。身の危険を感じた彼は、1776年商船で薩摩に逃れたが、藩主、島津重豪は彼を藩に留め置き、1778年から唐紙製造に従事させた。薩摩藩は、1782年、琉球王府に命じて仁也に筑登之の位を与えさせたが、1786年、琉球の籍を抹消させ籍を薩摩に移し、島に残った新垣の老母の生活費として毎年銭十貫文を下賜している。また、名も筑兵衛と改めさせ、御名戸与力の位と俸禄や家を与えて彼を重要した。」 |
こんなのがあると知らなかったので危うく通り過ぎそうになりました。 | 説明書きは上で引用した通りです。 |
でも、これはフクギ並木ですよね。 | 先は民家っぽかったです。カジノキはフクギ林の中に埋もれていたのだろうか? |