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クミチヂ山周辺の拝所
クミチヂ山のところで紹介したように、この山は字渡嘉敷の先祖が北御嶽・城島・里から集まって話し合いをした場所であり、海が後退した後に最初に住み着いた場所でもあるので、拝所が集まっています。 「渡嘉敷村史」から拝所等を抜粋すると、渡嘉敷大宮の神(カナヒヤグの殿)・慶良間宮の殿(首里殿内ナー)・久米元の殿・長丈の殿・渡嘉敷神社がある。 首里殿内ナーと久米元の殿と思われる場所は発見したが、それ以外は分からず。 |
クミチヂ山南方にあった建物。位置からすると首里殿内ナーと思われるのだが、「渡嘉敷村史」によると首里殿内は、建物は赤瓦屋根だそうで、建物左には井戸があるとのことで、何とも言えない。かと言って、他にらしき場所も見当たらなかったのでやはり首里殿内ナーだろうか? 首里殿内ナーは、「渡嘉敷村史」によると、「琉球国由来記」にある「慶良間ミヤノトノ」だとのこと。拝所としての機能は、神女が首里三殿内にお礼を上げる場所であり、種取り祭のときに祈願する場所であり、神であるヤフィンチャーが馬に乗る場所でもあったという。いずれにせよ重要な拝所であったことは間違いないようだ。 |
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クミチヂ山北東にあった殿と思しき場所。恐らく久米元の殿だと思う。「渡嘉敷村史」の説明では渡嘉敷神社から50m離れてるとのことで、多分合ってると思うが自信はない。 久米元の殿は「琉球国由来記」の小嶺村唯一の拝所で「小嶺ノ神トノ 首里大屋子主取」とある。拝所の由来はいろいろあるようだが、種取り祭の際の神之通り道であり、ヤフィンチャーの神は入口の井戸で手足を洗い、拝所の中で衣服を改めたという。 |
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ここが久米元の殿ならば、近くに井戸もあるはずだが、あいにく管理人の記憶にはありません。香炉は中に幾つかあるのが見えました。 勝手に敷地内に入りましたが、小嶺家が管理していると「渡嘉敷村史」では書かれています。 |